はじめに
もう30年ほど前の話になりますが、家から高校まで9km離れていましたが、どうしても電車やバス通勤が自分に合わなくて、私は家庭用の自転車で3年間通いました。
電車とバス通学も少しチャレンジしましたが、通勤ラッシュがものすごく嫌で挫折しました。

思い出すと、小学校の頃の先生が「自転車通勤は花や季節が見れるし、よいもので、片道40分かかる」終わりの会でいつも言っていたことを参考にして真似した格好になりました。
雪の日も台風の日も自転車で通いましたので、つらいときがありましたが、いま振り返るとそれも良い思い出となっています。

自転車での通学路の標高差
当時、自転車通学していた9kmのルートの標高差をいまになってgoogleマップで振り返ってみました。
現在は、googleマップがあるので、本当に便利でこういった懐かしい検索もできますので、ありがたいです。65mの下りと66mの登りがあったことがわかりました。
このルートを40分位かけて、必死に息を切らしながら、登下校していました。

道路に段差が多かったので、手でハンドルをしっかり握りらないと自転車から手が滑ってしまいますし、足では気合を入れて一気にこがないと登らないと坂を上り切れませんし、自然と心肺機能と脚力が鍛えられました。腕は思ったほど鍛えられなかったので、別に懸垂などしておけば良かったと思っています。

自転車で通っていた頃、困ったこと
3年間通っていると、自転車で通っていた頃、困ったことが、いくつもありました。
いま以上に歩道のつなぎめの段差がそのままあった時代で、段差をそこそこのスピードで乗り越えると自転車のタイヤがパンクしてしまいます。
そんなことが何度かありました。段差が多い道でパンクしてしまうと、5km以上先の自転車屋さんまで歩いて自転車を転がす必要があり、そして直してもらわなければなりません。そうなると、学校に遅刻してしまいます。
それでもありがたいことに個人店の自転車屋さんは早い時間から店が開いていたので助かりました。
また、個人店の自転車屋さんもいくつか密集していたので、定休日のときでも、お願いしてパンク修理してもらうことができました。
段差に気を付けて、前輪を軽く上げ気味にしたり、若干斜めに段差を超えたりと、自転車をパンクさせないようにする乗り方を段々憶えていった気がするんです。

次に困ったのは、雪の日や雨の日でした。カッパを着ますが、前が見にくかったり、ブレーキが滑って効きづらかったり、路面が悪かったりと自転車を漕ぐスピードがかなり遅くなってしまうんですが、電車に乗るより気楽に通えたので、どんなことがあっても自転車で通学してました。
その次に困ったのは、学校帰りに冬は夕方5時くらいで暗くなりますが、道が真っ暗になることでした。街灯がないところは、物騒なだけでなく、本当に路面が見えないので路面の形がわからないため、ゆっくり走って気を付けないといけません。
私の通っていた道は、4車線の国道から完全に隔離されている歩道だったのですが、アップダウン大きいところでは、木々が生い茂ったところなので、落ちている木や葉っぱが歩道を立ちふさぎ、暗いと意外と危ないところが多くありました。
自転車通学してよかったこと・得られなかったこと

文化部でしたので本来なら運動しないで終わってしまうようなところを自転車通学をしたことで、足腰と心肺機能が少し鍛えられたことが大人になってからも役に立ちました。
当時は考えたことがなかったのですが、定期券分の節約金額はバスと電車で月に6000円位だったんです。
いま思えばちょっとは両親に貢献できたかな?
一方で、得られなかったことは、いま思い返すとということになってしまいますが、電車やバスで勉強や本を読んだりして、時間の有効活用ができたかもしれないということです。
私の場合は、自転車通学と電車通学が同じくらいの時間でしたので、あとから考えると、運動ができたことをよしとするか、本を読めたのがよしとするか、ということになります。
30年前のことをどうこう考えても仕方ないかもしれないのですが、そのときにメリット・デメリットを考えた上で、選択できればもっとよかったなと、いまになって思います。
まとめ
✓高校くらいになると、通学距離も遠くなるので、通学の方法に迷うこともあるかと思います。
私の場合は、あとから考えると、両方とも同じ通学時間で、運動のために自転車通学するか、本を読んだりするため電車通学するかという選択肢になったかと思いますが、当時は、電車のラッシュが嫌で自転車通学にしました。さらにあとから考えると、月6000円×12か月×3年=約20万円の節約にはなりました。
✓私は、学生の頃、ほとんど節約を意識してませんでしたが、あとから考えると大きな節約にはなっていたと振り返ります。
✓このブログを書こうと思ったことで、いまさらながら新たな気づきがありました。もしあなたがいまから自転車通学にするか、電車通学にするか迷っているときの参考にしてみてください。
