はじめに
1995年に発売されたSEIKOのALBA SPOONを当時お祝いに母親に買ってもらいそのときは使っていましたが、使わなくなってもずっと持っていました。
最近部屋の掃除をしているときにこの腕時計を見つけたら、電池が切れて表示がされなくなっていたので、「動かしてみよう」と思い立ちました。
2000年頃からずっと、携帯電話を腕時計代わりにしていましたので、久しぶりの腕時計、新鮮です。

腕時計の自分での電池交換は敷居が高いと思っていた
ホームセンターの腕時計コーナーに「電池交換1000円」と書かれているのをよくみました。
電池代+交換代1000円で交換してもらえるので、数年持つならとずっと交換してもらっていました。
いままで敷居が高いと感じていて、自分で腕時計の電池交換してことがありませんでした。
ホームセンターの電池交換時「防水機能が損なわれます」の意味
ホームセンターの電池交換していたとき「防水機能が損なわれます」と言われました。
今回、自分で腕時計の電池交換をしてみて意味がわかりました。
腕時計は大概、生活防水といって、腕時計をつけたまま、水道の水がかかってしまっても水が入りにくい構造になっています。
腕時計の下側と上側の間にパッキンがあるため、水が入りにくい構造になっていますが、だんだんパッキンがつぶれてくるので、このパッキンを元に戻して組み立てても防水になるかわからない状態です。
では、パッキンの部品を取り寄せて組付ければいいのですが、腕時計が古いと部品がなかったり、あったとしても、取り寄せるまで時間がかかるため、それなら、このまま組付けるのが早いと思ってしまいます。
まずは、ホームセンターで電池を買ってくる
まずは、適合する電池を買ってきます。事前にSPOONの裏蓋を開けて古い電池の型式をメモしてからホームセンターで購入しました。
300円位です。最近は、こどものための誤飲対策がされているんですね。
子供が電池を取り出せないようにハサミで切らないと電池が取り出せないようになっていました。

蓋をあけて電池交換を開始する
SPOONの裏ぶたのプラスネジを4か所外します。

裏ぶたを取りました。裏ぶたに灰色のパッキンがくっついてきました。
パッキンが経年で伸びてしまいふたの外周より大きくなってしまっています。
これでは本体の溝に入らないので、防水機能が損なわれそうですが、3mm位どこかを後で切ります。

プレートを外すと十字型のボタン電池を止めている金具が現れます

白い表示部分を本体から取り出します。
バンドの内側への突起が邪魔して取り出しにくいですが、なんとか可能です。

つまようじを使うとさらに取り出しやすいです。

つまようじとウエットティッシュで時計の内側をきれいにします。

表示部分もウェットティッシュなどでやさしく拭いてきれいにします。

十字型の金具を丁寧にはずして、電池を取り出します。

新しいボタン電池に付け替えます。

十字型の金具を取り付けます

この時点で表示がされました。

白い表示部分を本体へ入れます

パッキンを3mm位切ったのでなんとか本体の溝に入れることができました。

裏ぶたを乗せました。

4か所ネジを慎重に締めていきます。

20年ぶりにまた動き始めました。

まとめ
✓20年ぶりに腕時計をしましたら、はじめて腕時計を付けた時の感動が蘇りました。
✓腕時計の電池交換、楽しかったです。
✓道具は、精密+ドライバー、ウエットティッシュ、つまようじです。
✓注意点として、ネジや部品を無理に外したり締めたりせずにじっくり様子を見ながらやればできます。
